2024.10.10 療育利用児募集について 療育部門:定員空き枠状況 10月10日現在 定員空き枠状況 お知らせ一覧
当療育施設は、1991年の設立以来、子どもの発達を保護者と共に支えてきました。親子で一緒に通う部門や単独で通う部門など、年齢や発達状況に応じて複数の部門があり、相談支援部門を通じてそれぞれの状況に応じた部門を紹介しています。
こどもの発達やご利用
方法など、どんな事でも
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療育に対する私たちの考え方
常務理事・施設長
田中 一旭
理事長・園長
田中 カヨコ
療育とは、数多くの科学を総動員して行う、注意深く特別に設定された特殊な子育て支援と考えています。お子様の発達に遅れが生じるのは育て方に問題があるのではなく、所属する環境や心の理解のすれ違いが故に生じる事の方が多いです。そんなお子様の内面の変化を保護者と一緒に確認しながら小学校就学に向けて、こども園や幼稚園のこども集団に参加できるように、療育部門の小集団での経験を積みながら社会性の発達を促します。
※高松 鶴吉著「療育とはなにか」より。
こどもの成長に不安を感じたときから
ランドセルの笑顔が見られるその日まで
*年齢やお子様の状況によっては利用の流れは様々です
1.こども相談支援ぷらむ(一般・計画相談支援)
2.親子教室ばななクラブ(地域療育等支援事業)
本格的な通園の前に90分の体験親子教室
大分市西部公民館隣の他目的室を活用し、隔週1回90分の親子教室を実施。親子でのお集まりや保育活動を通じてこども集団への参加体験ができる場を提供しています。保護者は相談員と面談できる時間もあり、子育てについての話や今後の進路についての相談もできる場です。
午前中…… 1歳児健診で不安があったお子様向け(未就園児)
年齢に応じたグループを設定しています。
3.こども発達支援教室すもも:2歳〜3歳程度(児童発達支援事業)
1歳半健診後の療育教室
定員10名、月曜日から金曜日の9時半〜13時半の親子通園や単独通園を曜日替わりで実施しています。週5日毎日の通園が基本です。昼食には給食の提供をしており、親子通園時には保護者にも給食を提供しています。1歳以上のきょうだい児さんについては一時預かり保育があり、きょうだいを連れての参加であってもおんぶ紐の利用があれば参加可能です。こども達は家庭以外の安心できる環境に毎日通う中で社会性を育みます。また親子通園においては保護者同士の横の繋がりを作る事で、子育ての中での悩みを共有できる仲間づくりも大事にしています。
親子通園の日には、保護者用の給食もご用意いたします。 手ブラでお越しください。
4.こども発達支援センターもも:3歳〜6歳(児童発達支援センター)
就学就園に向けた療育センター
定員16名、月曜日から金曜日の9時半〜13時半に単独通園を実施しています。スタッフとの個別療育のみならず、発達状況に応じた集団療育を実施しています。自宅と施設の間での送迎も実施しております(送迎コースは年度毎に事前に決まっています)。昼食は隣の給食室で作りたての給食を提供しています。幼児教育無償化の対象になっているため、3歳になった最初の4月より利用料(送迎料込み)は無料です。
5.こども園・幼稚園と並行通園
小学校就学に備えてこども園・幼稚園と並行通園
こども発達支援センターももを利用しながら、地域のこども園や幼稚園との並行通園ができるクラス設定があります。
<ケース1>
こども発達支援教室すもも・こども発達支援センターももでの週5日の療育を受けた
週4日は地域のこども園や幼稚園、週1日はももでの療育(夏休み等長期休み期間中は定員に空きがある場合に利用可能)
<ケース2>
午前中はももでの療育、午後はいちごこども園の1号認定枠の利用
(こども園における定員枠の都合で現在定員満了中)
6.放課後デイサービスくるみ:小学1年〜中学3年(放課後等デイサービス)
小学生になったら放課後・長期休暇中の学童保育
定員10名、小学校1年生〜中学校3年生を対象に、月曜日から金曜日の放課後〜17時半に実施しています。学校長期休暇中は午前中から開所しています。ももでの療育を経た方から優先的に利用できる枠を設定しています。学校や家庭への送迎を実施しています。学校長期休暇中は給食提供(1食200円)をしています。学習支援のみならず、身体を動かす事を大事にしており、毎年芸術活動で制作した作品を展示会に出品しています。
こどもの成長での困ったを療育視点から解決
療育は感覚や勘で実施するのではありません。また特定の手法のみで実施するのではなく、それぞれのお子様の状況や環境に応じて様々なアプローチを組み合わせて実施します。そのためには多くの専門職が連携してお子様の気持ちを理解して寄り添う事で、お子様の自己肯定感(自分を大切に思う気持ち)が育まれていきます。そして他児との交流を通じて感じる憧れが成長へと繋がっていきます。私たちは多くの面談機会を通じて親御さんの捉えているおウチのお子様の様子と療育施設に通う事で見せてくれるおソトのお子様の様子の違いを確認しながら、今のお子様の状況を共有していきます。多面的に分析したお子様の「トリセツ」を一緒に創っていきましょう。
癇癪が激しい
癇癪が激しい
スーパーやコンビニでお菓子やジュースを買って欲しいと大きな声で泣いたり、時には地面に座り込んだり寝そべって泣いて駄々をこねたり、場合によっては床や壁に頭をぶつけながら大きな声で泣いてしまう。。。
こんなときは…
大きな声で泣いている時は自分の泣き声でそれまで以上に興奮してしまい、周りの声が入っていかなくなってしまいます まずはこどもに合わせて大きな声で伝えるのではなく、落ち着いた声で、場合によったらそれまでとは違う場所に移動して、こどもの想いを聞きましょう もしかしたら事前のお約束ができていなくて、こどもとの間に想い違いが生じていたのかもしれません
言葉の発達が遅い
言葉にはできないけど、心の中にはいっぱい想いがあるんだよ
言葉の発達が遅い
1歳半を過ぎてパパ・ママ・ワンワンなどの単語が発話できない 2歳を過ぎて2語文が話せない 自分からは話さないのだけど、親が言っていることは理解している様子がある
こんなときは…
言葉の発達については、年齢・性別・環境要因が影響する状況が多いため、こどもの状況を見極めることは重要です 男児や長子において言葉の発達が比較的遅くなる傾向もありますが、2歳段階で単語の発語がなければしっかり調べることは必要です 言葉を発する口腔内の力を高めるためにも「シャボン玉遊び」をしながら優しく息を吐く練習をするのも一つの方法です スマホで動画を見せるのではなく絵本の読み聞かせにおいて、ただ読むだけではなく話の行間において話を膨らますことで活きた言葉をいっぱい聞くことも大事です
新しい場所・新しいことが苦手
わからないことは少し怖いよ
一緒にいてくれたら頑張れるかも
新しい場所・新しいことが苦手
初めての場所に行くときに気持ちが萎縮してしまって泣いてしまう いつもと一緒なら大丈夫だけど、少しでもパターンが変わると不安になってしまう
こんなときは…
無理をしないことは大前提 でも新しいことに対して不安に思うこどもの気持ちの隣には新しいことに対して面白そうと感じる興味もいっぱい 面白そうの興味が不安な気持ちを上回った時にこどもは一歩踏み出す気持ちが湧いてきます 心配ないよ大丈夫だよとの言葉を伝えつつ、こどもの気持ちに寄り添うことが大事です
落ち着きがない
座り続けるってどうしたらいいの?
動かないと体がむずむずしちゃうよ
落ち着きがない
おうちではそんなに気にならないものの、こどもルームやスーパーに行ったら走り回ってしまったり、同年代の子と比べて乳幼児健診の会場や親戚の集まりでソワソワしている姿がある
こんなときは…
落ち着きがないと言われる子は、家庭の広さに比べて広いスーパーや公民館のような場所に行くと身体がウズウズして動きたくなってしまうケースが良くあります 身体を動かせる事が楽しくってしかたないので、親御さんが追いかけた日には、一緒に追いかけっこ遊びをしてくれると誤解して、もっと走り回ってしまいます 落ち着きがない子と言われても、思春期を超えても落ち着きがないケースはそんなにありません 楽しくて身体を動かしたいのならば、落ち着かないといけない場面の前におもいっきり身体を動かしてみましょう 疲れたらこども は椅子に座ります 椅子に座って朝の会などの集まりに参加する中で、落ち着かずにうろうろする姿があっても、無理に椅子に座らせるのではなく、椅子に座って活動に参加する方が楽しいと気づいた時に、落ち着いて参加する姿を見せてくれます
食の好き嫌いが激しい
美味しいかもしれないけど
見た目が嫌だから食べたくない
食の好き嫌いが激しい
白ごはんは食べるけれども、おかずや汁物を食べるのに時間がかかってしまい、特に初めて食べるものはなかなか食べられない。他にも同じ食材であっても調理法が変わっただけで食べれず、フライドポテトは食べるのに、じゃがバターは食べないような様子がある
こんなときは…
葉物野菜が苦手な様子はほとんどのお子様に共通します 好き嫌いなく何でも食べる事は大事なことながら、別の視点から見ると自我の発達の点から心配です 好き嫌いについては何で嫌いなのかを見極める事は大事です 見た目なのか、食感なのか、トラウマなのか 見た目が理由となる時には、無理やりではなく一口だけ頑張る事や素材を混ぜずに本人のペースで食べられる配慮をする中で食べれた自信が食わず嫌いの克服に繋がります
気持ちの切り替えが苦手
今したいことを何で止めないといけないの?
やりたいことをやってたらダメなの?
気持ちの切り替えが苦手
現在行っている遊びや活動の中で、次の行わなければならない事の指示をしても、素直に次に切り替えられない姿や、お風呂に入りなさいと言われてもなかなか入れない姿がある
こんなときは…
事前に声掛けする事が重要です 楽しいことを止められる事は誰だって嫌いです 反対に嫌いな事をさせられることも誰だって嫌いです だからこそ事前にスケジュールを伝えて確認し、こどもが心の準備ができる環境づくりが大事です お風呂や歯磨きなど嫌いなこどもは多いものの、嫌いな事であってもお気に入りのシャンプーの匂いや好きなキャラクターの歯ブラシなど、嫌いを乗り越えられるモノは色々とあります
0歳児から就学後も発達をサポート
療育部門の施設は児童福祉法の指定条件に基づいて整備されており、こども発達支援センターももについては大分市の指定基準の遵守のみならず、大分県における児童福祉施設の認可を受けています。
小学校就学後も、くるみ教室でお預かりすることも可能です。
ぷらむ相談室
法人本部3階の相談室ではプライバシーにも配慮した空間で、きょうだい児さんと一緒の面談であっても実施可能です。
すもも教室
国道442号線沿いでアクセス抜群の立地。隣に小児科もあります。敷地内に駐車場もありますが、大分バスを利用の際は田中町バス停が最寄り。
もも教室
法人本部1階にあり、個別活動とグループ活動を実施しています。3階の訓練室を使っての活動もあります。
くるみ教室
法人本部3階の教室を中心に、屋上サッカーコートや園庭、近隣の公園など多くの場所を使っておもいっきり遊べます。
園の概要・アクセス
療育部門は法人本部のある大分いちごこども園と同一敷地内の施設と、国道442号線沿の療育専用施設の2箇所を中心に事業実施しています。両施設とも大分市田中町二丁目に位置しており、一体的に運営しています。見学は随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
見学のお申し込みこども発達支援センター もも
併設施設:大分いちごこども園(幼保連携型認定こども園) 定員121名、0歳〜就学前までの幼児が通園しています。学年毎の保育枠(2号・3号)定員各17名・年少児〜年長児の幼稚園枠(1号)定員各5名。開園時間は月曜日から土曜日の7時から19時まで実施しています。大分市より保育所の認可と幼保連携型認定こども園の認定を受けています。各クラス複数担任制を導入し、保育士と幼稚園教諭の複数資格を有している保育教諭を配置しています。給食は全て園所属の栄養士が栄養計算やアレルギー対応に基づいてメニュー作成し、提供しています。サッカー教室や書き方教室も実施しています。
〒870-0852
大分県大分市田中町2丁目16番7号
097-546-3400
療育部門の日常ブログ
いちごこども園の日常や情報配信など、不定期に行っています。
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重要
自分の想いを伝えられなく、
イライラしちゃう